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NTTコムウェア、Linuxカーネル分析ツールを機能拡充しソースコード公開
NTTコムウェア株式会社は12月21日、Linuxカーネル性能分析・故障解析ツール「LKST(Linux Kernel State Tracer)」を機能拡充し、さらに可視化ツール「LKSTView」を開発して、ソースコードを公開した。
同社が行った機能拡充は、カーネルの故障解析における時間短縮を目的に、LKSTにカーネルのページ情報詳細の取得・分析機能を追加した。これにより、ページ確保・開放の動きやページキャッシュの検索時間など、詳細情報の分析が可能となる。
さらにLKSTViewは、データを可視化し、Webブラウザ上でグラフ表示、およびデータ管理を可能とする。これによりページ確保/開放の動きやページキャッシュの検索時間など、詳細情報の分析が可能となる。
同社によると、すでにオープンソースソフトウェア・プロフェッショナル・サポートサービスの基本ツールとして10件を超える案件に適用し、ファイルシステムの入出力高負荷時の特定時間を15時間から6時間に短縮するなど、50%以上の時間短縮を実現したという。
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URL
NTTコムウェア株式会社
http://www.nttcom.co.jp/
プレスリリース
http://www.nttcom.co.jp/news/pr05122101.html
ソースコードの公開場所
http://sourceforge.net/projects/lkst/
( 朝夷 剛士 )
2005/12/21 16:14
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