日本電気株式会社(NEC)は12月26日、社内コミュニケーションプラットホーム「StarOffice 21」のモバイルや文書管理機能などを強化した各ソリューションを発売した。2006年1月5日より順次出荷開始する。
新たに発売されるのは、(1)グループウェアおよび電子電話帳機能の携帯電話対応強化、(2)ワンクリックで電話機(ハードフォン)から発信できる機能など電話対応強化、(3)持ち出し制御による文書管理機能の情報漏えい対策の強化、をそれぞれ行った各ソリューション。
グループウェアや電子電話帳機能の強化は、NTTドコモ、au、ボーダフォンの各携帯電話からグループウェア機能を利用できる「StarOffice21/PocketWeb」において、グループスケジュール管理や施設予約の機能が新たに追加される。また、携帯電話から相手の電話番号や電子メールアドレスを検索できる電子電話帳ソフト「StarOffice21/電子電話帳 for Mobilephone」において、携帯電話から自分のプレゼンス情報を登録できる機能が追加される。さらに、個人情報をサーバー上で管理することで、携帯電話の紛失・盗難時の情報漏えいを防止する「個人電子電話帳機能」が新たに搭載される。
価格はStarOffice21/PocketWebが29万5000円(税別、50ユーザー利用時)から、StarOffice21/電子電話帳 for Mobilephoneが100万円(同)から。
電話対応を強化した「StarOffice21/コミュニケーションポータル」は、ポータルよりソフトフォンだけでなく手元のハードフォンからもワンクリックで発信できる機能や、相手が電話中かどうか参照できる機能などが新たに搭載される。また、グループメンバー間で共有可能な個人電子電話帳機能を新たに搭載する。価格は480万円(同)から。
文書管理機能においては、新たに「持ち出し権」が追加される。持ち出し権のない利用者に対して、同社の高速文書閲覧システム「DocumentSkipper」と連携するオプションが追加される。管理する文書を画像形式でのみ参照可能とするとともに、参照時の印刷や文書のダウンロードを制限することができる。価格は180万円(同)。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0512/2601.html
製品情報
http://www.sw.nec.co.jp/gw/
( 朝夷 剛士 )
2005/12/26 13:02
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