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日立情報、ディザスタリカバリシステム構築を支援するワンストップサービス


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は2月20日、ディザスタリカバリソリューション「@Managehome DRS」を提供開始すると発表した。

 @Managehome DRSは、情報システムの重要度、緊急度、システム規模に応じたバックアップサービスを提案・提供するもの。コンサルティングからシステムの設計・構築・運用までを幅広くサポート可能で、サービスメニューには、データバックアップサイトを構築する「データバックアップサービス」と、非常時対策用のセカンダリサイトを構築する「バックアップセンタサービス」が用意された。

 システム提案は、ユーザーの策定した事業継続プランや災害復旧プランに応じて行われ、たとえばシステム停止が許されないミッションクリティカル環境では、セカンダリサイトへの即時切り替えを行える「ホットサイト」の構築を提案するという。

 両サービスとも、日立情報が持つ全国19拠点のデータセンターを活用可能。バックアップに際しては、仮想化ストレージ環境の構築により、従来は難しいとされていた異種ディスク装置間でのバックアップを実現し、初期コストを抑えることもできるとのこと。

 さらに、差分のみを転送するバックアップ方式の採用でネットワーク帯域を最低限に抑えられるほか、安価なIP/インターネットVPNも利用できるようにするなど、運用コストの低減が図られている。加えて、冗長化されたストレージ環境、バックアップデータの整合性を確認する仕組みなどもあわせて提供可能なため、確実なデータバックアップをサポートできるとしている。

 価格は個別見積もりで、構成に応じてさまざま変わるが、バックアップデータ1TB以内、契約期間5年のデータバックアップサービスでは、29万4000円(税別、初期・回線費用別途)からになる。日立情報では、大企業から中小企業までの幅広い業種に販売するとしており、今後3年間で150社、20億円の販売を見込む。



URL
  株式会社日立情報システムズ
  http://www.hitachijoho.com/
  @Managehome DRS
  http://www.msp.fwd.ne.jp/DRS/


( 石井 一志 )
2006/02/20 12:25

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