日本オラクル株式会社は2月22日、SAP R/3ユーザー向けのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware for SAP」(以下、OFM for SAP)を発表した。提供開始は2月末から。
OFM for SAPは、日本オラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」に、SAP製品との連携を可能にするソフトウェアアダプタ「SAP Adaptor」を追加したもの。主なコンポーネントとしては、SAP Adaptorのほか、ビジネスプロセス管理ツール「Oracle BPEL Process Manager」、BIツール「Oracle Business Intelligence Discoverer」、ビジネスプロセスのモニタリングツール「Oracle Business Activity Monitoring」などを含む。
日本オラクルによれば、OFM for SAPを利用すると、ユーザーが保有するSAPのソフトウェア資産を生かしながら、既存環境をSOA(サービス指向アーキテクチャ)化することが可能になるという。
価格は、プロセッサライセンスで787万5000円から、Named User Plusライセンスで15万7500円から。
なお同社では、3月1日から3日まで東京国際フォーラムで行われるイベント「Oracle OpenWorld Tokyo 2006」にて、デモを行うとしている。