日本オラクル株式会社は2月27日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するためのソフトウェアコンポーネントをパッケージ化した「Oracle SOA Suite」を発表した。同日より提供を開始する。
日本オラクルは、新たなミドルウェア製品群として新旧製品を再構築した「Oracle Fusion Middleware」を2005年より提供開始し、SOA構築に必要なソフトウェアを販売してきた。今回のOracle SOA Suiteはその中から、SOAを実現するためのコンポーネントを抜き出してパッケージとして提供する。
具体的には、ビジネスプロセスを自動化するWebサービス標準、BPELを利用するための「Oracle BPEL Process Manager」、ビジネスプロセスのモニタリングツール「Oracle Business Activity Monitoring」、Webサービスを管理するためのポリシーを定義可能な「Web Service Manager」が含まれる。
ラインアップには、同社のほかのミドルウェアを利用するかどうかによって、2種類が用意された。価格は、Oracle Fusion Middleware上での利用を想定した「Oracle SOA Suite for Oracle Middleware」が656万2500円/プロセッサ、他社のミドルウェアに対応した「Oracle SOA Suite for Non Oracle Middleware」で853万1250円/プロセッサ。このほか、Named User Plusライセンスも提供される。