株式会社サイバーテックは2月28日、XMLデータベース「Cyber Luxeon ver.1」を発表した。3月28日より出荷を開始する。
Cyber Luxeonは、国内400社以上の実績を持つ「eXcelon(Sonic XIS)」をベースに開発されたXMLデータベース。同社は、Sonic XISのユーザーサポートやアプリケーション開発を受託していたが、2005年8月に米Sonic Softwareより、ソースコードおよび販売権を取得し、国産XMLデータベースとして新たに販売されるのがCyber Luxeonとなる。
特長として、XMLドキュメントを階層構造(DOMツリー)のまま格納、管理、配信できる点が挙げられる。これにより、RDBMSのように、自らのテーブル構造とXMLの階層構造の複雑なマッピング処理、その後のパージング処理のコスト削減が可能としている。また、データ構造を自由かつ容易に更新できるため、システムを停止することなく、データモデルを運用中にダイナミックに変更可能。そのほか、「XMLキャッシュ」と呼ばれるサーバープロセスを、アプリケーション層に配置できるため、XMLキャッシュを複数のマシンに配置することで、データサーバーマシンの負荷を分散できる。
Windows版(Windows Server 2003/XP Professional)とSolaris版(Solaris 10)を用意。Windows版の価格は、「開発ライセンス」が38万円(税別)/1ユーザー、データベースサイズが1GBまでの制限がある「実行ライセンスLite」が98万円(税別)/1CPU、制限のない「実行ライセンス」が450万円(税別)/1CPU、年間保守サポート費はライセンス価格の20%となっている。Solaris版の価格は、「実行ライセンス」が550万円(税別)/1CPU、年間保守サポート費が110万円(税別)/1CPU。なお、Windows版では開発ライセンスを一定期間利用できる無償お試し版も用意されるとのこと。
同社では、今後Cyber Luxeonを軸としたさまざまなソリューションを提供するとしており、関連ソリューションを含め2006年度に3億円の売上を目指すとしている。
■ URL
株式会社サイバーテック
http://www.cybertech.co.jp/
プレスリリース
http://www.cybertech.co.jp/press/20060228.html
( 福浦 一広 )
2006/02/28 11:35
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