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日立ソフト、セキュリティ統制を強化した製品などLiveCycle補完製品を発表


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社は3月27日、アドビシステムズ株式会社のPDFへの各種操作権限を管理できるサーバーソフト「Adobe LiveCycle Policy Server」とPDFを生成するサーバーソフト「Adobe LiveCycle PDF Generator」を用いた3つの新製品を発表した。4月3日より提供を開始する。

 今回発表されたのは、1)Policy Serverのセキュリティ統制を強化した「活文 BizCabinet for Adobe LiveCycle Policy Server」、2)PDF Generatorを使ってOffice文書等から直接PDFを生成する「活文 PDFstaff[PDFG対応版]」、3)PDF Generator環境を構築するための開発キット「活文 PDFstaff Migration Kit for Adobe Acrobat Distiller Server」の3製品。

 活文 BizCabinet for Adobe LiveCycle Policy Serverは、配布後のPDFに対して閲覧時の認証、印刷可否制御、強制失効、閲覧制限、透かし文字、履歴トレースなどの機能により強固なセキュリティを実現する製品。セキュリティの自動・強制設定によるセキュリティ統制の強化や、PDFの自動破棄機能を用意。また、PDFとセキュリティの統合管理が可能となっており、運用業務効率を向上できるとしている。価格は、サーバー1CPUあたり294万円(LiveCycle Policy Server 100ユーザーライセンスを含む)。

 活文 PDFstaff[PDFG対応版]は、PDF GeneratorがPostScriptファイルをPDFに変換するのに対して、Officeや一太郎、画像、HTML、テキストなどから直接PDFへ変換できる機能を備えた製品。PostScriptファイルへの変換を意識することなく利用できるのが特長。サーバー側で一括変換できるため、全社レベルでのPDF化に最適としている。価格は、サーバー1CPUあたり144万3750円(LiveCycle PDF Generatorを含む)。

 活文 PDFstaff Migration Kit for Adobe Acrobat Distiller Serverは、2006年9月に販売中止となるPDFを生成するサーバーソフトの旧製品「Adobe Acrobat Distiller Server」の互換APIを提供する開発キット。Distiller Serverの構築ノウハウを持つSIer向けに、既存のノウハウを活かしつつPDF Generatorシステムの構築が可能となっているのが特長。価格は、サーバー1CPUあたり140万1750円(LiveCycle PDF Generatorを含む)。

 同社では、販売開始後1年間で8億円の売上を目標としている。



URL
  日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
  http://www.hitachi-sk.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi-sk.co.jp/News/News375.html


( 福浦 一広 )
2006/03/27 12:26

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