デル株式会社は4月26日、同社のサーバー管理ツール「Dell OpenManage」と、株式会社日立製作所の統合システム運用管理製品「JP1」との連携による、システム運用管理ソリューションを提供開始すると発表した。またデルではあわせて、株式会社アシスト、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)と、ソリューションの提案・導入における体制強化で協業。最適な体制を構築していくとのこと。
OpenManageは、デルのIAサーバー「PowerEdge」に標準添付される管理ソフト。今回デルでは、OpenManageとDell|EMCのストレージ管理ソフト「Navisphere管理スィート」をJP1に連携させ、ハードウェア、OS、アプリケーションの管理・監視プロセスを一元化可能な統合運用環境の構築ができるようにする。
実際の提供に当たっては、デルの技術コンサルティング部門である「デル・プロフェッショナル・サービス(DPS)」が窓口となり、ユーザー環境の現状分析から導入・設置、運用時の保守対応などを行う。またアシストと日立ソフトは、技術支援やJP1のライセンス供与、製品サポート、教育などを提供するという。
こうした体制の構築によって、例えば、OpenManageの各種イベントをJP1のイベントとして取り込めるようにするテンプレートを用意し、運用・監視に必要な項目だけを効率的に取り出せるようにする「ハードウェア監視」のソリューションが構築できる。また、Oracle RACを導入しているデル製ハードウェアの死活監視、Oracle Databaseのリソース監視などを一元化する「Oracle RAC監視」、JP1のジョブ管理製品を用いてジョブスケジュールやその監視、トラブル発生時のオペレーション自動化を実現する「システム運用自動化」といったソリューションも提供可能になるとのこと。
■ URL
デル株式会社
http://www.dell.com/jp/
プレスリリース
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2006/060426?c=jp&l=jp&s=corp
株式会社アシスト
http://www.ashisuto.co.jp/
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
http://www.hitachi-sk.co.jp/
( 石井 一志 )
2006/04/26 14:30
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