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日本IBM、コンタクトセンター業務など、アウトソーシングサービスのメニューを拡充


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、企業改革を目的として業務を受託するBTO(ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング)サービスのラインアップを拡張し、3つのサービス分野を新たに追加すると発表した。

 今回新たに提供されるのは、まずインバウンド型CRMのサービス。これは顧客からの問い合わせ対応を行うコンタクトセンターオペレーション業務を受託するものだ。このサービスの提供開始によって、従来から提供されている非対面営業のアウトバウンド型コンタクトセンター業務や事務処理などのバックオフィス業務を含めた、一括受託が可能になったという。

 また、物流管理業務を受託するサービスも開始する。このサービスでは、物流サイトのロケーション戦略策定、物流計画の策定、配送の戦略ソーシングといった物流管理業務をBTOとして受託。コンサルティングから運用までを一括して委託できる。また、RFIDタグや物流最適化技術といった、最先端技術を活用したサービス提供も行っていくとのこと。

 3つ目はR&Dイノベーションで、これでは主に製造業の製品開発工程における、組み込みソフト/ハードなどの開発業務サービスを提供するもの。CAD/CAMによるモデリング、3次元シミュレーション、テスト業務の受託もあわせて行うという。日本IBMでは、構造化技法や品質管理技法、プロセス、プロジェクト管理技法など、これまで同社が培ってきた経験・ノウハウをここでも最大限に活用するとしている。

 あわせて同社では、既存の提供分野でもサービス内容の強化を図る。具体的には、経理・財務業務で、内部統制強化へのニーズに対応するために、営業の支援業務、購買の支援業務まで対象範囲を拡げるとのこと。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/20060428002.html


( 石井 一志 )
2006/04/28 17:47

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