デル株式会社は5月11日、中小企業向けのバックアップソリューション「Dell|EMC クライアント・バックアップ・ソリューション・パッケージ」を発表した。IAサーバー「PowerEdge 1850」と、ネットワークストレージ「Dell|EMC AX150」、EMCジャパンのバックアップ/リカバリソフト「EMC Retrospect 7.5 for Windows」を組み合わせて提供する。価格は128万円から。同日より受注を開始し、6月下旬からは専用オンラインサイトでも販売を開始する予定としている。
このソリューションは、企業におけるクライアントPCのバックアップ環境を構築するもの。最初のバックアップ時にディスクイメージを作成し、その後のバックアップ時には差分バックアップを利用する「プログレッシブ・バックアップ機能」を用いることで、効率のよいバックアップを実現できるという。ユーザーはこれを用いると、PCで障害が起こった場合のデータ復旧だけでなく、PC買い替えの際に、以前の環境を迅速に再現する用途にも利用できるため、業務の継続性、効率性を高められるとのこと。
対応するクライアントOSは、Windows XP/2000/NT 4.0 SP6/Me/98/95と、Linux、Mac OS 7.1以降、Mac OS Xなど。EMC Retrospect 7.5は接続クライアント数無制限のライセンスで提供されるが、50~300台程度の中小企業を主な対象とする。なおオプションでは、デルの専任チームが設置・設定を行う「Dell|EMCクライアント・バックアップ・ソリューション導入サービス」も提供される。
■ URL
デル株式会社
http://www.dell.com/jp/
( 石井 一志 )
2006/05/11 13:46
|