日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は5月18日、DBライフサイク管理ソフトの新版「HP StorageWorks Reference Information Manager for Databases 2.0」(以下、RIM for DB 2.0)を販売開始すると発表した。
RIM for DBは、データベースやERPなどのシステムに特化した、データアーカイブソフト。運用中のデータベースから、あらかじめ設定されたポリシーに基づき、更新されず参照だけが行われているデータを抜き出して、別のストレージ領域に移動させる機能を持つ。このように、更新のないリファレンスデータを安価なストレージ環境に配置することで、データの肥大化によるデータベースの性能低下を未然に防ぐことが可能になっている。また移動後のデータを含めて、アプリケーションからは1つのデータベースとして認識されるように工夫されている。
今回の新版では、新たにOracle Database 10gに対応した点が大きな変更点。同データベースが標準で持つ「テーブル再構成機能」とあわせて利用すると、RIM for DBによって再配置された後のデータベース断片化を解消できるため、データ容量の削減、データベースの性能維持を、これまでよりも効率的に行えるという。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-100.html
( 石井 一志 )
2006/05/18 14:35
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