Enterprise Watch
最新ニュース

トリップワイヤ、インフラの変更管理製品「Tripwire Enterprise」


Tripwire Enterprise/FS 5.5の画面イメージ
 トリップワイヤ・ジャパン株式会社(トリップワイヤ)は5月31日、インフラ変更管理ソフト「Tripwire Enterprise 5.5 日本語版」を発表した。販売を7月3日から、出荷を8月21日から、それぞれ開始する予定。

 Tripwire Enterprise 5.5は、インフラに加えられた変更を検知・制御するためのソフト。正常な状態のデータをあらかじめ「ベースライン」として記録しておき、それと現在の状態を比較することで変更を検知する仕組みで、変更の履歴はログとして保存し、「誰が」「いつ」「何を」「どのように」といった変更情報を後から確認可能。サーバーからルータ、スイッチ、ファイアウォールといったネットワーク機器に至るまでの幅広いITインフラの変更情報を、一元的に管理できる。

 また個々の変更を、予定されている変更情報と比較し、承認済みの変更と予定外の変更に仕分け可能。予定外の変更のみを通知したり、承認済みの変更に関してはベースラインを自動更新したりする機能を備える。さらに、パッチ管理ツールのようなほかの変更管理機能との連携にも対応した。

 加えて、カスタマイズに対応するレポートの機能も搭載し、個々のニーズに合わせたレポート構成の変更を可能にしている。変更通知機能は、電子メール、Syslog、SNMPトラップ経由で通知できるようになっており、任意のレポートを組みあわせたオンラインダッシュボードによるリアルタイム通知、管理画面上でのより詳細な変更確認などを行える。

 製品には、コントロールエンジンの「Tripwire Enterprise/Server 5.5 日本語版」、サーバーのファイルシステムに加えられる変更を検知する「Tripwire Enterprise/FS 5.5 日本語版」、ネットワーク機器を監視する「Tripwire Enterprise/ND 5.5 日本語版」の各コンポーネントがある。価格はそれぞれ、194万2500円、20万7900円、6万480円。



URL
  トリップワイヤ・ジャパン株式会社
  http://www.tripwire.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.tripwire.co.jp/press/press_release/2006/060531.html


( 石井 一志 )
2006/05/31 16:12

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.