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サイボウズ ワークフロー for ガルーン2の画面イメージ
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サイボウズ株式会社は6月5日、同社製グループウェアと連携するワークフローシステム「サイボウズ ワークフロー for ガルーン2」(以下、サイボウズ ワークフロー)を販売開始すると発表した。価格は60万円(税別、50ユーザー)から。
サイボウズ ワークフローは、サイボウズの中・大規模向けグループウェア「サイボウズガルーン2」と連携するワークフローシステム。すべてWebベースで操作ができるため、特別な知識や技術を必要としない点が特徴。フィールドの定義、フォームの作成、申請経路の設定などをWebブラウザから操作でき、手軽に利用することが可能という。フォームとして「交通費精算」「支払い申請」など24種のテンプレートも添付されており、これをベースにカスタマイズしていくことも可能だ。
また「経路分岐」「経路変更」「経路自動選択」といった機能によって、複雑なフローを利用しなくては行けないケースにも対応可能なほか、アクセス権の設定も行え、ユーザーに、必要な申請フォーム以外を見せなくすることもできる。加えて、管理権限を部門管理者などへ一部委譲する機能も備えた。
さらに2006年夏までには、携帯電話からサイボウズ ワークフローを利用できる機能も搭載予定。サイボウズガルーン2では携帯からの利用はケータイライセンスが必要となるが、ワークフローだけの利用であれば、同ライセンスの購入は必須ではないという。
対応するサーバープラットフォームは、Windows Sever 2003/2000 Server、Red Hat Enterprise Linux、SUSE LINUX Enterprise Server 9、MIRACLE LINUX 3.0/4.0、Solaris 8/9(SPARC版)など。
なおサイボウズでは、既存のワークフローオプション「サイボウズガルーン 1.5 ワークフロー」などからの乗り換えがしやすいよう、既存製品のユーザー向けに、優待価格での販売や移行ツールの無償提供を行う。あわせて12月28日までの期間限定で、「内部統制早期対策応援キャンペーン」を実施。同社Webサイトで社名公開をしてもよいという顧客に対し、30%引きで提供するとしている。
販売目標は2007年1月末までに1万ライセンス。サイボウズガルーン2との連携が前提だけに、同製品のユーザーを主な対象として販売を行う見込みである。
■ URL
サイボウズ株式会社
http://cybozu.co.jp/
プレスリリース
http://cybozu.co.jp/company/news/2006/20060605.html
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( 石井 一志 )
2006/06/05 11:31
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