株式会社ネットワールドは6月14日、Windows用のインストーラ開発ツールの最新版である「FLEXnet InstallShield Windows 12 日本語版」を6月19日より販売、7月3日より出荷予定であることを発表した。価格は、同社のオンラインショップでProfessional Editionが25万7250円、Premier Editionが44万1000円。
FLEXnet InstallShield Windowsは、インストーラ開発ツールのデファクトスタンダードとして利用されている製品で、今回の最新版ではマイクロソフトの次期OSであるWindows Vistaのベータ版をサポートする。Windows Vistaで提供されるInternet Explorer 7、Windows Installer 4などの新機能にも対応するほか、検証ツールなどが提供される。また、Pocket PC Windows Mobile、Windows CE .NET5.0、.NET Compact Framework 2.0、DIFx 2.01などもサポートし、これらを搭載するモバイルデバイスをインストールのターゲットにして開発することも可能。そのほか、セットアップの前提条件の強化やユーザーアカウントコントロールのサポートなどの機能が追加されている。
さらに、上位モデルのPremier Editionではマルチ言語対応インストーラの作成が可能で、MSI形式ではないインストーラをMSI形式のインストーラに変換する「Repackagerプロジェクト変換ツール」と開発チーム間でインストーラに必要なインストール要件を共有し標準化する「InstallShield Collaboration for Visual Studio」が提供される。
対応OSは、Windows 2000 SP3以降/Windows XP/Windows Server 2003でIE 5.01以降が必要。また、InstallShield Collaboration for Visual Studioを利用する際には、Visual Studio 2002/2003/2005のいずれかが必要となる。
■ URL
株式会社ネットワールド
http://www.networld.co.jp/
プレスリリース
http://www.networld.co.jp/news/press2006/0614.htm
( 羽場 一樹 )
2006/06/14 12:46
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