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ネットアップ、HPC向け機能を強化したストレージ向けOS新版 |
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日本ネットワーク・アプライアンス株式会社（以下、ネットアップ）は6月20日、自社ストレージ製品向けOS「Data ONTAP」の新版「同 GX」を発表した。HPC向けの機能が強化された点が特徴とのことで、同日より提供を開始する。 Data ONTAPは、「ファイラー」など、同社が提供しているストレージ製品で利用されているOS。今回の新版では、従来の「Data ONTAP 7G」が持つ主要な特徴を継承するとともに、米Network Applianceが買収したSpinnaker TechnologiesのOS「SpinOS」技術を取り込んだ。 SpinOSから受け継いだ機能で特徴的なのは、グローバルネームスペースの機能。単一のグローバルネームスペースを提供することにより、各アプリケーションが複数のノードを1つのシステムとして認識できるようになったほか、ストレージのノード間や階層間でのデータ移動をシームレスに実行できる。あわせて、データの検索と管理も簡易化された。なお、1つのグローバルネームスペースは数PBまで拡張を行えるという。 ネットアップでは、「FAS6070/FAS3050といったストレージ上でData ONTAP GXを動作させると、HPCに活用可能。個々のファイル、データセットを複数ノードにストライピングできるようになり、従来のストレージを上回るパフォーマンスが達成できる」としている。 ■ ＵＲＬ 日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 http://www-jp.netapp.com/ ニュースリリース http://www-jp.netapp.com/news/press/2006/news_rel_20060620.html ■ 関連記事 ・ 「Spinnakerを糧に」ストレージグリッド構想を強化するNetApp（2004/09/03） ・ ネットアップ、「ボリュームの動的な仮想化」を実現する新OS（2004/11/18）
（ 石井 一志 ）
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