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ShadowProtect Server Editionの画面イメージ
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株式会社ネットジャパンは6月23日、D2Dバックアップソフト2製品を発表した。サーバー向けの「ShadowProtect Server Edition」と、クライアント向け「ShadowProtect Desktop Edition」がそれで、両製品とも、6月30日より出荷を開始する予定。
ShadowProtect Server Edition/Desktop Editionは、稼働中のPCを止めることなくD2Dバックアップを行えるソフトで、米StorageCraftが開発したもの。使用中のOS/アプリケーション/ファイルのすべてをオンラインでバックアップするホットイメージング機能と、CDから起動して、シャットダウンした状態のシステムボリュームをバックアップするコールドイメージング機能の両機能に対応する。ホットイメージングは、Windows Server 2003などに組み込まれているVSS(Volume Shadow Copy Service)と協調した動作が可能で、VSSプロバイダには、マイクロソフトの標準VSSプロバイダとStorageCraft開発のVSSプロバイダ、どちらかを選択して利用可能だ。
バックアップ先としては、Windowsから使用可能なほとんどのストレージデバイスが利用でき、NAS、SAN環境やUSB/IEEE 1394接続の外付けHDDなど、状況にあわせて最適な保存先を選ぶことが可能という。
また2回目以降のバックアップは差分/増分の両バックアップに対応するほか、複数の増分バックアップイメージをベースラインイメージと結合する合成バックアップの機能も備える。加えて、バックアップイメージの自動作成をスケジューリングする機能、指定した世代以前のバックアップデータを削除する機能、圧縮・暗号化したバックアップイメージを作成する機能なども搭載した。
システムの復元は、製品CDからWindows PEベースの復元環境を起動する「復元ウィザード」機能によって実施。障害が発生した場合でも、イメージファイルをHDDに展開するだけで、障害前の環境を確実に復元できるとのこと。
さらにServer Editionはこうした機能に加えて、SQL Server、Exchange Serverなど、VSS対応のサーバーアプリケーションをサポートするほか、仮想環境(VMware/Virtual Server)、複数ボリュームの同時スナップショットなどに対応する。
対応OSは、Server EditionがWindows Server 2003/2000 Server、Desktop EditionがWindows XP/2000 Professional。Server EditionはWindows Server 2003 x64 Editionもサポートしている。
1ライセンスあたりの価格は、Server Editionが19万8000円(税別)から、Desktop Editionが1万1000円(同)からで、メディアキットは両製品とも5000円(同)。なおServer Editionは12月末まで、通常価格から30%値引きしたキャンペーン価格で提供されるほか、競合製品のユーザーを対象としたフレンドリーアップグレード価格(通常価格の約35%引き)も用意されている。ネットジャパンでは、1年間に5億円の販売を見込む。
■ URL
株式会社ネットジャパン
http://www.netjapan.co.jp/
ニュースリリース
http://www.netjapan.co.jp/nj/press/news_release/storage_craft/sps_d.php
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( 石井 一志 )
2006/06/23 12:42
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