日本電気株式会社は6月28日、RFID管理用ミドルウェアの最新版「RFID Manager Ver2.0」を発表した。
RFID Managerは、RFIDタグの情報を業務に最適なデータ形式・内容に加工して、システムなどのアプリケーションと連携させることができるミドルウェア。RFIDの標準化団体であるEPCglobalに対応しており、汎用的なプラットフォームとなっているのが特長。
最新版では、UHF帯RFIDリーダライタに対応。また、RFIDリーダライタ搭載ハンドヘルドPCにも対応した。UHF帯RFIDは、通信距離が最大6メートルと従来のRFIDよりも長いのが特長。「UHF帯RFIDとハンドヘルドPCへの対応により、従来バーコードを利用していた製造・物流などへのシステム提案が容易になった」(同社第二システムソフトウェア事業部エンジニアリングマネージャーの松田礼子氏)と説明する。
そのほか、Enterprise版ではEPCglobalのALE(Application Level Events)仕様に準拠したインターフェイスを実装。これにより、RFIDを活用したグローバルなシステム構築も可能としている。
価格は、2台以下のリーダライタが利用可能な「RFID Manager Lite Ver2.0」が10万円(税別)。10台までのリーダライタが利用可能な「RFID Manager Standard Ver2.0」が60万円(税別)。ハンディ端末搭載用の「RFID Manager Mobile Ver2.0」が5万円(税別)。
なお、同日より東京ビックサイトで開催されている「RFIDソリューションEXPO」に同製品を利用した「EPCglobal対応情報共有システム」が参考出展される。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
製品情報
http://www.ace.comp.nec.co.jp/RFID/
( 福浦 一広 )
2006/06/28 12:13
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