日本電気株式会社は7月19日、異種データベース間でのデータ連携を行うソフトウェア「DataCoordinator/RA」の最新版「DataCoordinator/RA Ver3.2」を発表した。
DataCoordinatorは、Oracle、SQL Server、PostgreSQLなど、種類の異なるデータベースに別々の形式で蓄積されたデータをネットワーク経由で連携させることのできるソフトウェア。データベースの全体または一部を、他のデータベースに任意のタイミングで反映することが可能。データ連携は、データを一括して配信するスナップショットレプリケーションと、差分データのみを配信する差分レプリケーションの2種類が用意されている。
データ連携の処理フローはGUIを用いて行えるため、アプリケーションを新たに作成する必要がないのが特徴。また、Javaアプリケーションを用いた独自の加工処理を行うこともできる。
最新版では、対応データベースにLinux版Oracleを追加。また、同社のメインフレーム向けOSであるACOS-4上のVSASファイルとの連携にも対応。
対応データベースは、Oracle 9i R2/10g(HP-UX版、Windows版、Linux版)、SQL Server 2000/2005、PostgreSQL 7.4.x/8.0.x。メインフレーム系では、ACOS-4上のRIQS II V1、RIQS II V2、VSAS。
価格は、管理用のサーバーソフトである「DataCoordinator/RAサーバ」が200万円(税別)、各データベースに配置するエージェントソフト「DataCoordinator/RAエージェントが140万円(税別)。同社では、今後3年間で300セット、15億円の販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
製品情報
http://www.ace.comp.nec.co.jp/dc/
( 福浦 一広 )
2006/07/19 14:37
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