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Sun Java CAPSの画面イメージ
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サン・マイクロシステムズ株式会社(サン)は、SOA(サービス指向アーキテクチャ)のための開発基盤となる「Sun Java Composite Application Platform Suite」(Sun Java CAPS)を、9月上旬より順次出荷開始すると発表した。価格は、従業員1名あたり1万4000円/年から。
Sun Java CAPSは、システム統合の簡素化を実現するESB(Enterprise Service Bus)機能を中核に、さまざまな機能を統合したもの。分散処理機能によってスケーラビリティの確保とパフォーマンスの維持を可能にするほか、ビジネスプロセスなどにおけるワークフロー機能、ビジネスの変化をリアルタイムに把握可能な分析機能などを備える。またシステム構築のための開発環境も用意されており、迅速なシステム構築が実現できるという。プラットフォームは、Solairsだけでなく、AIX、HP-UX、Red Hat Enterprise Linux、Windowsをサポートする。
製品には、フル機能を装備するSun Java CAPSと、ESBの構築に特化させたサブセット「Sun Java Enterprise Service Bus Suite」が用意された。各コンポーネントは単体製品での導入も可能で、そちらは使用CPU数に応じた課金がなされるという。Sun Java Enterprise Service Bus Suiteのライセンス価格は、従業員1名あたり7000円/年。
なおこの製品は、米Sunが買収した米SeeBeyondの製品をベースにしており、サンのエンタープライズソリューションとの親和性を高め、サンのブランドとして日本国内で初めて発表するとしている。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
ニュースリリース
http://jp.sun.com/company/Press/release/2006/0803.html
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