SAPジャパン株式会社は8月17日、電子・電気・精密部品業種向けの業務に特化した設定自動化ツール「SAP Best Practices for High Tech」を提供開始したと発表した。また株式会社テクノスジャパンが、同ツールをベースに独自シナリオを開発・追加した「Fact -Best Practices for High Tech」の提供を開始している。
SAP Best Practicesは、業界特有の業務シナリオや機能モジュールをあらかじめ定義して提供することによって、作業工程の自動化、工数の大幅な削減を実現可能なツール。今回はハイテク業種の業務向けに特化させたSAP Best Practices for High Techとして、SAPジャパンのビジネスパートナーによる共同開発、実証テストを経て提供される。
一方テクノスジャパンでは、これまでの電子・電気・精密部品業界におけるSAP R/3の導入経験を生かし、SAP Best Practicesへの機能拡張を推進。SAP Best Practicesで事前に定義されているシナリオや豊富なドキュメントなどを最大限に活用することで、導入期間・費用について、従来の標準導入方法と比較して約30%の削減を実現したとのこと。