日本アイ・ビー・エム株式会社は8月28日、情報システムの問題判別を効率化するソリューション「PDアクセラレータ」を発表した。8月31日より提供を開始する。
PDアクセラレータは、各システムから出力されるログを、一つの共通フォーマットに変換・統合して分析するためのツールを活用したソリューション。GLA(Generic Log Adaptor)というツールを使い、システム障害発生時に各システムに記録された異なる形式のログを標準化された形式に変換。そのログをLTA(Log and Trace Analyzer)という解析ツールによりログの相関関係をグラフにより視覚化することで、問題判別を効率化するというもの。同社によると、人手による解析と比べ、問題判別に要する時間を60%削減できたとしている。
今回提供されるのは、1)既存のシステム環境に変更を加えることなく、簡便に問題判別の効率化を実現するエントリーパックの「PD Accelerator Basic」、2)PD Accelerator Basicにシステム稼働状況の監視用ソフトを追加した「PD Accelerator with Monitoring」、3)PD Accelerator BasicにIT資源の構成情報を統合管理するソフトを追加した「PD Accelerator for IT Service Management」の3つのソリューション。価格は最小構成で200万円(税別)から。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060828001.html
( 福浦 一広 )
2006/08/28 12:10
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