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マーキュリー、アプリケーション統合監視ツールの新版-構成管理DB機能などを搭載


 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社(マーキュリー)は8月29日、ITシステムやアプリケーションの稼働状況を、ビジネスの視点から監視・管理するためのツールの新版、「Mercury Business Availability Center 6.1」(以下、BAC 6.1)を発表した。8月31日より販売を開始する。

 BACは、ITシステムとアプリケーションのパフォーマンス、サービスレベル、可用性を、ビジネス視点で統合的に監視・管理する運用ソリューション。今回の新版では、構成管理データベース「CMDB(Configuration Management Database)」を新たに搭載し、ネットワーク、サーバー、アプリケーションといった各IT資産の情報や変更履歴を、一元的に管理できるようになった。

 また、構成アイテムごとにKPI(主要管理指標)を設定できるようになり、より細かな評価、管理を可能にしたほか、構成アイテム間の相関や、アプリケーションとインフラとの複雑な関係を「トポロジーマップ」で視覚的に表示する機能も搭載した。

 加えて、「仮想ユーザジェネレータ」で作成したスクリプトを格納するリポジトリを提供することで、本稼働前の負荷テストツール「LoadRunner」で作成したスクリプトが、本稼働後の運用ソリューションであるBAC6.1でも引き続き利用できるようになった。これによって、開発部門と運用部門がスクリプトを共有しながらテストやパフォーマンス監視を行うこと可能になったため、アプリケーションのパフォーマンスをライフサイクルで管理できるという。



URL
  マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社
  http://www.mercury.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.mercury.com/jp/company/pr/press-releases/082906-bac6.1.html


( 石井 一志 )
2006/08/29 17:54

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