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Cyber Luxeon Ver 2.0
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株式会社サイバーテックは9月4日、XMLデータベースの最新版「Cyber Luxeon Ver 2.0」を発表した。出荷開始は11月の予定。
Cyber Luxeonは、データ処理志向のアーキテクチャを採用したXMLネイティブデータベース。特長として、XMLドキュメントを階層構造(DOMツリー)のまま格納、管理、配信できる点が挙げられる。これにより、RDBMSのように、自らのテーブル構造とXMLの階層構造の複雑なマッピング処理、その後のパージング処理のコスト削減が可能としている。また、データ構造を自由かつ容易に更新できるため、システムを停止することなく、データモデルを運用中にダイナミックに変更可能。そのほか、「XMLキャッシュ」と呼ばれるサーバープロセスを、アプリケーション層に配置できるため、XMLキャッシュを複数のマシンに配置することで、データサーバーマシンの負荷を分散できる。
最新版では、日本語・多国語対応の全文検索「ターボサーチ機能」を搭載。これを利用することで、旧バージョンと比べて約20倍以上の検索速度の向上を実現している。また、XMLファイルを階層的に格納するフォルダを仮想データベースとして扱える「フォルダDB機能」も用意。フォルダ内にある複数XMLファイルを動的にバインディングすることで、複数XMLファイルの横断検索やデータ更新が可能となっている。
Windows版(Windows Server 2003/XP Professional)とSolaris版(Solaris 10)を用意。Windows版の価格は、「実行ライセンス」が450万円(税別)/1CPU、年間保守サポート費はライセンス価格の20%となっている。Solaris版の価格は、「実行ライセンス」が550万円(税別)/1CPU、年間保守サポート費が110万円(税別)/1CPU。
■ URL
株式会社サイバーテック
http://www.cybertech.co.jp/
プレスリリース
http://xml.cybertech.co.jp/seminar/2006/09/200694xmlcyber_luxeon_ver_20_1.php
( 福浦 一広 )
2006/09/04 10:45
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