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リアルコム、ECM市場参入を宣言－第一弾としてNotesユーザー向けECM製品を発表 |
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HAKONEは、既存のNotes/Domino環境に組み込むことで情報共有を実現する製品。Notes文書の作成・更新・閲覧・削除履歴の記録のほか、有用性についてのフィードバックを文書に付加する機能も備える。また蓄積された文書は重要度、時間の軸で整理でき、個人・部門での利用状況を可視化することも可能となっている。最新版では、パフォーマンスの向上と文書マッピングの自由度が向上している。 KnowledgeMarket EnterpriseSuiteは、「誰がどんな人か」という情報のデータベースであるKnow-Whoデータベースを中核に、人を中心とした情報共有を実現するナレッジマネジメントツール。最新版ではDB2およびWebSphereプラットフォームに対応している。一方のNotes Watcherは、通常のNotesログでは得られない文書・ユーザー単位の詳細なアクセスログを収集できる製品。最新版では、安定度の向上が図られている。 価格は、HAKONEが500名で790万円（税別）から、KnowledgeMarket EnterpriseSuiteが500名で860万円（税別）から、Notes WatcherがWindows版Dominoサーバーあたり60万円（税別）から。
ECM市場における同社の強みについて、吉田氏は「大きく3つの強みがあるとみている。ひとつは、既存製品を利用することで人中心のコンテンツマネジメントが実現できる点。コンテンツの質を高めるとともに、そのコンテンツの裏側にある人とのコラボレーションの触発も可能なのが特長」と説明。 「ふたつめは、グループウェアで最大シェアを持つNotesユーザーの再活性化を行える点。既存のNotesをそのままに、必要な部分は他のWebソリューションと組み合わせて利用可能であるため、既存の資産を無駄にせず活用できる」と、Notesと連携している強みを紹介。 「最後に、リアルコムのこれまでの活動実績をみていただければ理解できるが、インターネットの技術・ノウハウを企業内に適応させる“Enterprise 2.0”へのナビゲータとしての役割がある。Web 2.0が注目されているが、それらの技術はそのまま企業では利用できない。これを企業で現実的に利用できるよう具現化する役割をリアルコムならば果たせる」と、Web 2.0のビジョンを企業で利用可能にする能力を保有している点を強みとした。 Enterprise 2.0の具体的な例として、GoogleやSalesforce.comとの協業を紹介。「正式発表は今後行うが、GoogleとはGoogle Search Applianceを2週間以内に、Salesforce.comとはAppExchange対応を年内に行う」と、Web 2.0の有力プレイヤーである企業との提携も積極的に進める考え。 同社代表取締役社長CEOの谷本肇氏は、「これまで、ナレッジマネジメント市場、ポータル市場向けの製品を提供してきたが、次のステージとしてECM市場に参入する。質・量ともに認知される存在となり、2010年にはグローバルマーケットのリーダーとなる」と宣言した。 ■ ＵＲＬ リアルコム株式会社 http://www.realcom.co.jp/ ニュースリリース http://www.realcom.co.jp/news/20060912_HAKONE1.3.html
（ 福浦 一広 ）
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