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マーケティング部 ビジネスユニット・マーケティング マーケティングマネージャーの国和徳之氏
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日本CA株式会社は9月14日、サービスデスクを構築するためのソフトの新版、「Unicenter Service Desk r11.1」を発表した。価格は、管理者1ユーザーあたり42万円から。
Unicenter Service Desk(旧名称:Unicenter ServicePlus Service Desk)は、ヘルプデスク業務を行う上で必要となる機能を提供するソフトウェアソリューション。インシデントライフサイクルの管理機能を備えており、サービスデスクの自動化とナレッジの共有化などを行うことができる。
強みは「導入が容易で運用性が高いこと。ITILのテンプレートが入っているため、インストールしてすぐに使うことができる」(マーケティング部 ビジネスユニット・マーケティング マーケティングマネージャーの国和徳之氏)。インターフェイスは完全なWeb UIを採用しており、名称の変更、項目の追加といったカスタマイズもノンコーディングでWebブラウザ上から行える柔軟性も合わせ持っている。
新版では、CMDB(Configuration Management Data Base:構成管理データベース)を基盤として利用する点も特徴。関連する構成情報を連携させて格納し、横断的に利用することが可能で、データレベルでの連携もサポート。「デリバリ的なところも拡張していくことができるので、組織の活動、運用の改善を進めながら、自然とビジネスに対する貢献度を上げていける」(国和氏)。製品自体もITILに準拠し、Pink Elephantの認定を全7項目で取得している。
また、ワークフロー機能も強化され、人と人の連携だけでなく、人とシステムの連携、条件分岐までを含めたワークフロー設計をビジュアルなUIを利用して行うことが可能だ。さらに今回は、新たにSLA(サービスレベル保証)管理機能を搭載。SLA順守状況のレポート機能などによって、ITサービス/サポートの品質の維持・向上を実現するという。他製品との連携では、CA製品はもちろん他社製品との連携も対応しており、新版ではWebサービスのインターフェイスも新たに備えた。
オプションでは、あらかじめわかっている問題をナレッジとして貯めて、FAQ形式で公開するナレッジツールや、コール状況、人員状況などを長期的に分析可能なダッシュボードツールも提供されている。
■ URL
日本CA株式会社
http://www.caj.co.jp/
プレスリリース
http://www3.ca.com/jp/press/PressRelease.aspx?CID=92928
( 石井 一志 )
2006/09/14 18:00
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