日本ヒューレット・パッカード株式会社は9月21日、統合バックアップソフトウェア「HP OpenView Storage Data Protector 6.0」およびストレージ統合管理ソフトウェア「HP Storage Essentials 5.1」の2製品を発表した。
HP OpenView Storage Data Protectorは、単一サーバー環境からマルチベンダーのSAN環境まで対応可能な統合バックアップソフトウェア。最新版では、ディスク装置上に保存したフルバックアップと差分バックアップのデータを組み合わせて、テープへの書き込み用やリストア用のフルバックアップデータを作成できる合成フルバックアップ機能が追加された。また、フルバックアップと差分バックアップのデータをポインタ情報で管理し、リストア時に結合する仮想フルバックアップ機能も用意された。そのほか、管理サーバーのLinux対応や、Microsoft VSS/VDSへの準拠なども行われている。
HP OpenView Storage Data Protector 6.0の価格は19万7400円から。出荷開始は9月下旬より。
HP Storage Essentialsは、マルチベンダーのストレージ環境に対応したストレージ管理ソフトウェア。同社の統合サーバー管理ツール「HP Systems Insight Manager」と連携して動作し、SAN構成情報管理、容量・性能管理、プロビジョニングといった機能を一元的に提供する。最新版では、サン・マイクロシステムズのNAS製品や同社の最新NAS製品などに対応。そのほか、バックアップジョブの管理機能の追加や、同社の統合システム管理ソフトウェア「HP OpenView Operations for Windows」との連携動作に対応している。
HP Storage Essentials 5.1の価格は428万4000円から。出荷開始は10月中旬より。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-175.html
( 福浦 一広 )
2006/09/21 13:14
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