株式会社ネットワールドは9月21日、Solaris/SPARC用に開発されたアプリケーションをインテルアーキテクチャのハードウェアで動かすソフト「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」の最終ベータ版の提供を開始すると発表した。今回の最終ベータ版は、より多くのユーザーに対し、製品出荷前に評価されることを目的として提供されるもの。製品の出荷は11月の予定。
QuickTransitは、米Transitive社が開発した製品。Solaris/SPARC用に開発されたアプリケーションのソースコードやバイナリにいっさい変更を加えることなく、インテルアーキテクチャのサーバーで稼働させることができる。LinuxネイティブアプリケーションとSolaris/SPARCアプリケーション間での連携も可能で、それぞれのアプリケーションを同一UI上で操作することもできる。Solaris/SPARC用デバッグツールや標準のSolarisパッケージ管理ツール、シェルやスクリプトもそのまま利用可能。
製品はCPUソケット単位で、使用期間限定のライセンスとして提供され、QuickTransit for SPARC/Solaris to Linux/Xeon Software 1 Socket, 1 year Versionが1年間の使用ライセンス、サポートと保守料込みで20万円(税別)、QuickTransit for SPARC/Solaris to Linux/Xeon Software 1 Socket, 2 year Versionが2年間の使用ライセンス、サポートと保守料込みで38万円(税別)。
■ URL
株式会社ネットワールド
http://www.networld.co.jp/
プレスリリース
http://www.networld.co.jp/news/press2006/0921.htm
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( 福浦 一広 )
2006/09/21 15:19
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