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NEC、Oracle RACの性能を構築前に事前予測する手法を開発


 日本電気株式会社(以下、NEC)は9月25日、クラスタデータベースシステムであるOracle Real Application Clusters向けの性能予測手法を開発したと発表した。

 NECでは、クラスタ型データベースシステムの処理効率低下の主な要因となる、サーバー間でのデータコピー量を理論的に見積もる解析システムを開発した。このシステムは、アプリケーションの特徴を分析して特徴を規定するパラメータを抽出することにより、確率的に変化すると考えられているデータベースの動作についても予測を可能している。また、詳細なシステム構成が決まる前の設計段階で、解析モデルを適用する手法をあわせて整備した。

 NECによれば、これによって、従来は実際のデータベースシステムの構築後にしかできなかった定量的な性能評価が、システム構築前の設計段階でも行えるようになったとのことで、実験環境下でのテストでも、データコピー量の予測誤差が10%以下になることを確認したとしている。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0609/2502.html


( 石井 一志 )
2006/09/26 16:03

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