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日本HP、ブレードPC・シンクライアント間のセッション情報を管理するソフト


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は10月4日、リモートデスクトップ接続管理ソフト、「HP Session Allocation Manager」(以下、SAM)を発表した。10月5日より販売を開始する。

 SAMは、ブレードPCを利用したクライアント統合ソリューション「HP CCI」における「リモートデスクトップ接続」を管理するために開発されたソフト。シンクライアントからブレードPCへのリモートデスクトップ接続のセッション情報を一元的に管理することができる。主な機能としては、ユーザー名をキーとして、決められたブレードPCへのリモートデスクトップ接続を自動的に割り当てられる、「ダイナミック・アロケーション」機能を搭載している。

 またユーザーとブレードPCのセッション情報を保持する「フォローミーローミング機能」も利用可能。一度接続を切断したユーザーのセッション情報を保持し、同じブレードPCへの再接続を可能にするこの機能を用いると、例えばExcelファイルなどを立ち上げた状態でリモートデスクトップ接続を切断し、別のシンクライアントからつなぎなおした場合でも、Excelファイルが立ち上がったままの状態から作業を継続できるという。

 あわせて、ブレードPCの利用ログの収集から稼動状況を割り出す機能も備え、リソースプランニングへの活用が可能になっている。

 価格は、2年間有効なソフトウェア使用権20ライセンス分で、6万3000円から。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-186.html

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( 石井 一志 )
2006/10/04 11:33

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