日本電気株式会社は10月13日、SAPの中堅企業向けERP「SAP Business One」の導入期間を最大80%短縮する「SAP Business One業種特化導入パック」を開発、順次提供を開始すると発表した。同日より、「食品製造業・加工業」「紙製品加工業」「プラスチック製造業」「プラント建設業」「卸売業」の5つの業種(サブ業種)向け導入パックの販売を開始する。
今回発表されたSAP Business One業種特化導入パックは、業務プロセスや入力項目など業種特有のテンプレート、およびSAP Business Oneの環境設定、操作教育など導入支援サービスなどをまとめて提供するもの。従来、業界特有の業務プロセスや入力項目はカスタマイズによって反映させていたため、導入期間・コストが課題となっていたが、今回の導入パックにより、こうした課題が解決できると同社では説明する。
SAP Business One業種特化導入パックは、1)SAP Business Oneライセンス(5ユーザー分)、2)業種対応テンプレート、3)PCサーバー(Express5800/120)1台、4)導入支援サービス、により構成。価格は700万円(税別)。
同社では関西支社を中心に、関西地区の中堅企業やSAP R/3導入企業のグループ会社などを対象として、今後3年間で100社への販売を目標としている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0610/1301.html
( 福浦 一広 )
2006/10/13 12:39
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