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センサネットワーク基盤ミドルウェアの特徴
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利用イメージ。携帯電話とオフィスビルとの連携や自宅の照明・エアコンとの連携などが実現可能と紹介
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株式会社NTTドコモと米Hewlett-Packardは10月13日、携帯電話とさまざまな通信方式のセンサネットワークとの通信を可能にする「センサネットワーク基盤ミドルウェア」の試作版を開発したと発表した。
センサネットワークは、物体の動きや温度の変化などを感知する機能を持ったセンサが、相互に通信を行うことで形成されるネットワーク。通信方式として、Bluetooth、IEEE1349、ZigBeeなどが併存している。
今回発表されたミドルウェアは、センサネットワークに採用されるさまざまな通信方式に対応するインターフェイスと、携帯電話とセンサとのデータのやり取りを可能にする機能を備えたもの。同ミドルウェアを利用したソフトをセンサネットワークや携帯電話に搭載することで、携帯電話からさまざまな通信方式のセンサネットワークに直接アクセスして情報を取得したり、センサネットワーク内の機器の制御を行ったりすることが可能になるとしている。今回発表したミドルウェアにより、どの通信方式のセンサネットワークでも動作するアプリケーションや機器の開発が可能なため、携帯電話機と防犯機器や家電製品、ICタグリーダなどの機器がシームレスに接続され、さまざまなサービスの開発が期待できるとしている。
両社は今後、PUCC(Peer to Peer Universal Computing Consortium)などでの標準化を視野に入れ、技術検証・実証実験を行うとしている。
■ URL
株式会社NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20061013.html
( 福浦 一広 )
2006/10/13 17:15
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