日本電気株式会社(以下、NEC)は10月25日、マイクロソフトのCRM(顧客関係管理)ソフト「Dynamics CRM」に対応したサービスとテンプレートを開発したと発表した。関西地区を皮切りに中堅企業への導入を促進し、その後全国に展開するとしている。
Dynamics CRMは、マイクロソフトが国内で初めて発売したビジネスアプリケーションで、Exchange ServerやMicrosoft Officeなどとの連携機能を備えている。NECでは中堅企業への統合型CRMとしてDynamics CRMに着目し、マイクロソフトとともにソリューションを開発してきたという。
今回NECが提供するのは、「CRM(営業力強化)診断サービス」と、「CRM構想企画サービス」の両サービスと、「Dynamics CRM向けCRM導入テンプレート」の計3点。CRM(営業力強化)診断サービスは、営業現場の課題を短期間で発見するためのサービスで、営業担当者の時間活用集計分析、インタビューをアンケート形式で行い、業務プロセス診断を実施する。またCRM構想企画サービスでは、自社を含む事例を部品化して適合させていくことによって、短期間での構想企画策定を可能とする。
Dynamics CRM向けCRM導入テンプレートは、Dynamics CRMを短期間・低コストで導入するためのテンプレート。マーケティング・営業・サービスといった業務モデルごとに最適なモデルのテンプレートを用意しており、容易な導入を実現するとのこと。
導入テンプレートの価格は200万円から。NECでは、今後3年間で100システムの販売を見込む。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0610/2501.html
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