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住友電工情報システム、基幹向けJava開発環境の新版を発売


 住友電工情報システム株式会社は11月13日、Java開発フレームワークの新版「楽々FrameworkII バージョン4.0」を発表した。プログラム設計ツールを追加したほか、標準業務部品のソースコード開示などが行われている。販売は同日より開始される。

 楽々FrameworkIIは、Webベースの基幹システムを開発するためのJava開発環境。複雑な処理を実現できる業務コンポーネントを利用することで、業務処理の大部分をノンプログラミングで行えるため、プログラム設計工数を従来の3分の1まで圧縮可能という。

 今回の新版では、プログラム設計ツール「RakDesigner」を追加。これまでテキストエディタで行っていた、画面レイアウトの定義などを行うためのパラメータファイル「XPD」の編集を、専用メニューからできるようにした。特に画面レイアウトの設計は、Ajaxを用いて、Webブラウザ内でもドラッグ&ドロップの直感的な操作で行えるようにしたため、より容易な操作を実現しているという。

 また、楽々FrameworkIIが標準で提供する部品群のうち、「プログラム・パターン」と「アプリケーション・モジュール」のソースコードを開示した。これによって、楽々FrameworkIIで業務処理を定義する際のすべての部品のソースコードがユーザーに開示されることとなり、標準部品のカスタマイズをユーザー側で行えるようになったとのこと。加えて今回は、開発者向けの講習会を拡大したり、ユーザー向けのサポートサイトを開設したりするなど、サポートメニューも拡充されている。



URL
  住友電工情報システム株式会社
  http://www.sei-info.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sei-info.co.jp/news/news_fw20061113.html


( 石井 一志 )
2006/11/13 11:56

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