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日本ビジネスオブジェクツ、EIM戦略を強化する新製品群を発表 |
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同社の展開するEIM戦略は、企業の業績向上を目的に、分断されているデータを統合・管理するための戦略や実践、テクノロジなどを含めた包括的なアプローチ。これまでEIM関連製品として、国内ではデータ統合ソリューション製品「Data Integrator XI」を提供してきたが、今回これに加え、データ品質を向上し、リアルタイムに情報活用を支援する3製品を新たに投入することで、包括的なEIMソリューションの大幅拡充を図る。 印藤公洋社長は、EIM戦略を強化する背景について、「従来のビジネスインテリジェンス（BI）は、販売、在庫など個別部門ごとのデータ分析が中心だったが、最近では企業競争力強化のために全社的な業績管理が求められており、会社全体に散在する多種多様の業務システムデータを統合し、さまざまな角度から分析する必要性が高まってきている。さらに、日本版SOX法対策の流れもあり、経営の品質向上の観点から、データ自体の品質にも注目が集まり始めている」と説明。 今回の新製品を投入することで、「データ品質向上から散在するデータの統合、さらにはBIによるスピーディな情報活用まで、EIMアプローチを拡張する。国内では、こうした包括的なEIMソリューションを提供できるのは当社だけであり、これにより企業経営を支える信頼性の高いデータ基盤の構築を強力に支援していく」（マーケティング部の畝見真マネージャ）考えだ。
Data Quality XIは、データ品質を向上するデータクレンジング製品。データのクレンジング、拡張、照合、集約、継続的監視など、データの品質に関連する要素を統合的にサポートする。これによって、データウェアハウスシステム、BIシステム、顧客データやマスターデータの統合プログラム、CRMアプリケーション、その他全社システムにおける情報品質を確保することができる。 Data Federator XIは、仮想データ統合ソリューションで、企業内に散在するさまざまなデータソースを仮想的に統合し、リアルタイムな情報アクセスを可能にする。また、複雑なマルチソースに対するクエリーにかかる時間を、大幅に短縮することができるのも特徴。このクエリーエンジンには、特許出願中のアルゴリズムや最新のクエリー最適化技術が採用されており、データ移動を最小限に抑え、ディスクへの書き出しも不要となっている。 また、同社では、これらの新製品投入にともない、EIMビジネスを推進するための事業体制についても強化していく方針。印藤社長は、「顧客に対してより幅広く、より深いソリューションを提供していくために、営業およびセールスコンサルタントの部隊を拡充する。さらに、23社のパートナーに対し、当社のソリューションをより付加価値をつけて市場に投入してもらえるようサポート体制の強化にも取り組んでいく。同時に、自社のコンサルティング部隊も強化して、より質の高いサポートサービスを提供していきたい」とし、「現在、当社のEIM関連ビジネスは、グローバルで好調に推移しており、今年度第3四半期の売上実績は対前年比で80％近い伸びを見せている。国内市場でも、来年はEIM関連製品で今年の3倍増となる売上を目指し、事業拡大に取り組んでいく」と意欲を見せた。 ■ ＵＲＬ 日本ビジネスオブジェクツ株式会社 http://japan.businessobjects.com/
（ 唐沢 正和 ）
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