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NTISとIDSシェアー、文書化と運用テストを一貫して行える内部統制ソリューション


 NECトータルインテグレーションサービス株式会社(以下、NTIS)とIDSシェアージャパン株式会社(以下、IDSシェアー)は12月8日、日本版SOX法対応の継続的な業務改善を実現する内部統制ソリューション「CGAA/IC(Internal Control)」を発表した。NTISより同日提供開始で、価格は1システムあたり700万円から。

 NTISはこれまで、ビジネスプロセスマネジメント(以下、BPM)によって、企業の業務の現状分析を行い、最適なプロセスへ改善した上で開発運用フェーズまでつなげる開発方法論・管理手法・構築基盤を「CGAA/ARIS(Architecture of Integrated Information System)」という手法で提供してきた。今回のCGAA/ICは、同手法とビジネスプロセス設計の前提となる企業戦略、目標、評価指標を明確化するIDSシェアーのBPMツール「ARIS」を一体化したもの。

 CGAA/ICでは、業務プロセスを構造的に可視化・一元管理することで、内部統制の視点から最適な業務プロセスを設計するほか、「内部統制文書化ガイド」や内部統制の対象となる業務プロセスの範囲を明らかにする「業務テンプレート」などによって、実際の文書化が容易になる。文書化した後は、監査人が求めるフォーマットで各種帳票を自動生成することも可能。また、業務モデリング上でリスク、統制、テストの情報を定義・管理することで、組織変更にも対応しつつ、結果をテストツールに反映させることもできるという。こうした「文書化フェーズ」と「運用テストフェーズ」を一貫して行えることが特徴で、このため、内部統制の改善活動を継続的に実施していくことができるとしている。

 なお、法制化による内部統制対応が求められる大手・中堅の上場企業を対象に、今後3年間で54システムの導入を目指すとした。



URL
  NECトータルインテグレーションサービス株式会社
  http://www.ntis.co.jp/
  IDSシェアー・ジャパン株式会社
  http://www.ids-scheer.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.ids-scheer.co.jp/news/PressRelease/2006/j_20061208.html


( 川島 弘之 )
2006/12/08 15:45

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