株式会社ジャスミンソフトは12月21日、住所表記の自動クレンジング処理(統一表記化)を行うソフトウェア製品「住所正規化コンバータ」の新版を発表した。同日より出荷開始で、価格は自動クレンジング機能のみを備えた「クレンジング版」が8万4000円から、住所情報に緯度経度の付与まで可能な「ジオコーディング版」が16万8000円から。
日本の住所表記は自由度が高く、表記ゆれが生じる可能性が高い。表記ゆれの原因としては、「丁番地」「地名」「異体字」「省略表記」などがあり、同じ住所でもまったく違う表記ができてしまうためだ。住所正規化コンバータはこれらのゆれを解釈し、自動で統一表記化を図る製品。
住所正規化コンバータでは、統一表記された住所を「都道府県」「市区町村」「地名」「番地」「建物」「号室」要素に分割。さらに「郵便番号」「読みがな」「市町村コード」も付与するため、統計処理などにも活用が可能になるという。
ジオコーディング版ではこれらの機能に加えて、自動で緯度経度情報を付加することが可能。また今回の新版では、民間企業が販売する住所マスターデータに対応し、その第1弾として、国際航業株式会社が提供する「PAREA」住所マスターが採用されている。
なお、ジャスミンソフトでは出荷開始から1年間で100本の販売実績を目指すとした。
■ URL
株式会社ジャスミンソフト
http://www.jasminesoft.co.jp/
住所正規化コンバータ
http://anorm.jp/
( 川島 弘之 )
2006/12/21 15:54
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