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日立、MasterCard・VISA・JCB対応のICクレジットカードチップソリューション |
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株式会社日立製作所（以下、日立）は12月25日、「ICクレジットカード向け低価格チップソリューション」の提供を開始すると発表した。ICクレジットカードを発行する金融機関向けに12月26日から提供開始。価格は個別見積もりとなる。 同ソリューションは、ICクレジットカードに必要なICチップやOS、各種アプリケーション、セキュリティ対策のための暗号鍵や指静脈認証など、銀行におけるクレジットカードのICカード化に必要な仕組みをワンストップで提供するソリューション。従来のMasterCard・JCBに加え、今回VISAのクレジットカード用アプリケーションを搭載し、3大ブランドのクレジットカードに対応するようになった。 同ソリューションの特徴としては、欧州のセキュリティ基準ITSECで最高のLevel E6 Highを取得したICカード用OS「MULTOS」の採用が挙げられる。MULTOSのマルチアプリケーション対応機能によって、MasterCard/VISA/JCBのクレジットカード用アプリケーションの切り替えにかかる影響を抑えることが可能になる。 各種アプリケーションなどの基本機能がROMに搭載されて提供されるのも特徴。これには、クレジットカード用アプリケーションのほか、キャッシュカードとの提携に必要なICキャッシュカード用アプリケーションやセキュリティ対策として指静脈認証アプリケーションなどが含まれる。これにより、ICクレジットカードとICキャッシュカードが1枚にまとまった銀行提携カードの発行も、迅速かつ低コストで実現するとしている。 また、カード発行後にも各種ポイント機能や貸金庫管理、入退室管理などの機能を追記することができるため、さまざまなアプリケーションの組み合わせにも柔軟に対応するとのこと。 日立では、今後3年間で関連システムを含め500億円の販売を目指すとした。 ■ ＵＲＬ 株式会社日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/ ニュースリリース http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/12/1225.html
（ 川島 弘之 ）
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