TISソリューションビジネス株式会社(以下、TSB)は1月9日、大量の電子メールをリアルタイムに圧縮・蓄積するメールアーカイブソリューション「ZipLip」を発表した。
TSBは昨年11月に、米ZipLipとメールアーカイブソフトウェア「ZipLip Unified Archival Suite」に関する販売代理店契約を締結している。今回のソリューションは、同ソフトウェアの販売から、導入に向けたコンサルティング、インプリメンテーション、保守、教育サービスまでをトータルにサポートするもの。ただし技術支援に関しては、同ソフトウェアの国内総代理店である日本SGI株式会社が行うとのこと。
ZipLipは、社内外すべての電子メールを対象に、ヘッダーや本文、添付ファイルから検索用インデックスを自動生成し、暗号化して蓄積する。これにより、過去数年間におよぶ膨大な蓄積データから、目的のメールを高速に検索することが可能になるほか、データ改ざんの防止にも役立つ。
また、同一メールが複数届いた際、自動で1つのメールセットにまとめてアーカイブする「シングル・インスタンス・ストレージ方式」を採用。これにより、効率的なデータ蓄積が可能となり、ストレージ容量を最大で80%節約できるとする。
価格例は、500ユーザーで700万円から。「Microsoft Exchange Server」と「IBM Lotus Notes/Domino」に対応し、TSBではNotesユーザーを中心に、3年間で20億円の受注を見込むとしている。
■ URL
TISソリューションビジネス株式会社
http://www.tsbnet.co.jp/
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( 川島 弘之 )
2007/01/09 13:35
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