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集合形式で複数表を1表に統合できる集合機能
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日本電気株式会社は1月19日、異種データベース間でのデータ連携を行うソフトウェア「DataCoordinator/RA」の最新版「DataCoordinator/RA Ver4.1」を発表した。同日より出荷を開始する。
DataCoordinatorは、Oracle、SQL Server、PostgreSQLなど、種類の異なるデータベースに別々の形式で蓄積されたデータをネットワーク経由で連携させることのできるソフトウェア。データベースの全体または一部を、他のデータベースに任意のタイミングで反映することが可能。データ連携は、データを一括して配信するスナップショットレプリケーションと、差分データのみを配信する差分レプリケーションの2種類が用意されている。
最新版では、エンジン部分の強化により、リアルタイム連携時の性能を前バージョン(Ver3.2)と比べて50%強向上。また、これまで手作業で行っていた複数表を集合形式で1表に統合するのをGUI画面で定義できるようになった。そのほか、CSVファイルとデータベースの連携機能や、オープン系データベースからACOS-4上のRIQS II V1/V2へのデータ連携機能が用意された。
対応データベースは、Oracle 9i R2/10g(HP-UX版、Windows版、Linux版)、SQL Server 2000/2005、PostgreSQL 7.4.x/8.0.x。メインフレーム系では、ACOS-4上のRIQS II V1、RIQS II V2、VSAS。
価格は、管理用のサーバーソフトである「DataCoordinator/RAサーバ」が200万円(税別)、各データベースに配置するエージェントソフト「DataCoordinator/RAエージェント」が140万円(税別)、CSV連携機能の「DataCoordinator/RA CSVエージェント」が40万円(税別)。同社では、今後3年間で300セット、15億円の販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
製品情報
http://www.ace.comp.nec.co.jp/dc/
( 福浦 一広 )
2007/01/19 11:56
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