マイクロソフト株式会社は1月19日、Windows Vistaを上位エディションにアップグレードできる「Windows Anytime Upgrade」を、1月30日より開始すると発表した。アップグレード用のライセンスキーをオンライン販売するサービス。これを利用すると、パッケージのアップグレード版を購入するよりも、安価にアップグレードを行えるという。
同サービスは、Windows Vistaのスタートメニューからアクセスが可能。ユーザーが、アップグレードしたいエディションを選択して購入手続きを済ませると、上位エディションの機能の有効化に必要なライセンスキーがダウンロードされ、そのキーを用いて新たなエディションをインストールするという手順になる。
インストールはユーザーが所有するメディアから行うとされているが、差分プログラムの一部をWebサイトからダウンロードする必要もあるという。なお、アップグレードの過程で、作業に入る前の設定やプログラム、ファイルなどは変更されないとしている。
Windows Anytime Upgradeでアップグレード元になるエディションは、Windows Vista Home Basic/PremiumとBusinessで、UltimateもしくはHome Premium(Home Basicのみ)へアップグレードできる。Windows Vistaがプリインストールされたメーカー製PCだけでなく、パッケージ版やDSP版のユーザーも対象に含まれるとのこと。
参考価格は、Home BasicからHome Premiumが9800円(税別)、Home BasicからUltimateが2万3800円(同)、Home PremiumからUltimateが1万8800円(同)、BusinessからUltimateが1万6800円(同)。
アップグレード元
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アップグレード先
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参考価格(税別)
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Home Basic |
Home Premium |
9800円 |
Ultimate |
2万3800円 |
Home Premium |
Ultimate |
1万8800円 |
Business |
Ultimate |
1万6800円 |
国内では、マイクロソフトがWebサイトにて直接、ライセンスキーの販売を行うほか、エディオン、ソフマップ、東芝、NEC、ピーシーデポ、ビックカメラ、富士通、ヤマダ電器、ヨドバシカメラ、レノボの各社も、それぞれ販売するとしている。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2942
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