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マイクロソフト、情報の一元管理が可能になったInterConnect 2007など |
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MSDは、日本および東アジアのニーズに応じた製品・機能の開発などをミッションとした会社。日本の最先端デバイス技術と同社のプラットフォームとの統合や、国内ニーズの掘り起こしなどを行っている。米Microsoftや中国・台湾・韓国など各国の開発部隊と密接に連携した開発体制をとっている。 MSDから誕生した製品・機能について、MSDオフィスディベロップメント開発統括部の南條勉氏は、「IME 2007やGroupBoard、InterConnectのほか、Office 2007の新しいUIであるリボンのユーザー調査などを実施した。リボンのユーザー調査では、特に日本市場でニーズの高い表作成ツールの改善などを担当した」と、独自製品の開発以外にワールドワイドの製品にも反映される貢献もしていると説明。「Outlook 2007では、InterConnectで提供した電子名刺機能の採用や、Outlookの連絡先をIME 2007の辞書として利用できる機能など、ユーザーの使い勝手の向上に貢献している」と述べた。 MSDが開発した日本独自の製品であるInterConnectは、Office 2007の発売に合わせてInterConnect 2007にバージョンアップ。InterConnect 2007は、従来の電子名刺情報の管理・交換から、さまざまな情報の一元管理が行える製品に進化している。同社インフォメーションワーカービジネス本部の田辺泰之氏は、「ユーザーが管理したい情報を調べてみると、名刺情報や報告書、やり取りしたメールなどがあがってくる。しかし、管理するために入力するのは面倒という声が多く、また整理して入力することも大変という声があがっている」と説明。「InterConnect 2007では、こうしたニーズに対して、手軽に入力し、なおかつ情報の整理が自動的に行われる機能を用意した」と、ビジネスユーザーの情報管理に最適な製品に仕上がったと説明する。 情報の入力に関しては、ブログ感覚で入力できるUIを採用。また、入力も直接入力する以外に、メールを登録したり、Outlookに登録されているスケジュールを用いた入力に対応するなど、より手軽に情報を入力できるように工夫されている。入力情報には、Outlookの連絡先に登録されているユーザー情報と連携するため、入力後に“人”をキーワードに情報を検索することや、自由に登録可能なカテゴリーなどを利用した情報の絞り込みも行える。田辺氏は、「たとえば、どの人がどの打ち合わせに同席していたか、また特定の人がどういった打ち合わせに参加しているかといった関連する情報をまとめて閲覧することが可能になる」と、最小限の入力で、さまざまな情報の関連性を保てる利点を紹介した。 InterConnect 2007は単体で販売されるほか、Office Outlook 2007 with Office InterConnect 2007、Office Ultimate 2007でも提供される。
そのほか、MSDが開発したグループウェア製品「GroupBoard Workspace」も最新版が提供されている。GroupBoard Workspaceは、Windows SharePoint Serviceのアドオンテンプレートとして無償で提供される製品。最新版であるGroupBoard Workspace 2007は、Windows SharePoint Service 3.0に対応しており、旧製品からのアップデートにも対応している。 最新版では、電話メモやタイムカード、スケジュール管理などで細かな使い勝手の向上を行うなど、日本企業のグループ作業に基づいた強化が行われている。また、Outlookとの連携機能も強化されており、従来GroupBoardからOutlookへの一方向の同期から、双方向の同期が可能になった。これにより、Outlook上からGroupBoard上のスケジュールの管理が容易になっている。
■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ Microsoft Office InterConnect http://office.microsoft.com/ja-jp/interconnect/ Microsoft GroupBoard Workspace http://office.microsoft.com/ja-jp/groupboard/
（ 福浦 一広 ）
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