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沖ソフト、Dynamicsをプラットフォームに採用したCRMパッケージ新版


 沖ソフトウェア株式会社(沖ソフト)は1月23日、CRMパッケージ「enjoy.CRM II」を発表した。マイクロソフトのCRMソフト「Microsoft Dynamics CRM 3.0」をプラットフォームとして採用している点が特徴。Dynamics CRMの採用は国内ベンダでは初という。

 enjoy.CRM IIは、コールセンター向けのCRMソフト。今回の新版では、Dynamics CRMをプラットフォームに採用し、エンドユーザーが画面変更やそのほかの設定を行えるGUI機能を搭載した。またレポート機能では、定型レポート機能だけでなくSQL Server 2005のレポーティング機能を活用できるようにするなど、マイクロソフト製品との連携を強化している。

 管理面では、メール、Web、モバイルなどさまざまな端末からの問い合わせに対応した各種機能が利用できるほか、沖電気のコンタクトセンターシステム「CTstage 5i」、沖通信システムのCTIシステム「ConvenieTalk」との連携機能を標準で搭載。CRMとCTIソリューションとを連動させた、効率的なコンタクトセンター構築が可能になっているとのこと。

 業務テンプレートとしては、「ヘルプデスク」「お客様相談」「受注受付」「保守・サービス」「マーケティング」の5つを用意。まず、ヘルプデスク機能を備えた基本パッケージを2月に出荷し、その後、各業務のテンプレートを順次提供していく予定としている。

 基本パッケージの価格は、サーバーライセンスが40万円/サーバー、クライアントライセンスが25万円/ライセンスから。



URL
  沖ソフトウェア株式会社
  http://www.okisoft.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2007/01/z06151.html

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( 石井 一志 )
2007/01/23 15:12

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