株式会社リコーは1月25日、同社のデジタル複合機などに対応した文書配信サーバーシステム「Ridoc Document Router Version4」を発表した。発売は2月16日。
Ridoc Document Routerは、同社のデジタル複合機「imagioシリーズ」やスキャナと連動することで、スキャンデータやFAX受信文書をネットワーク上のクライアントPCや文書管理サーバーに配信するソフト。送信先は最大9万件まで登録でき、1つのサーバーで最大100台までの入出力機器の管理が可能。
最新版では、Adobe PDF Scanテクノロジーを新たに搭載。これにより、ファイル容量を軽減したハイコンプレッションPDFファイルへの変換が可能になった。また、パスワード付きの暗号化PDFファイルへの変換にも対応している。そのほか、Adobe LiveCycle Policy Serverとの連携機能を用意するなど、PDFベースのセキュリティ機能を充実させている。
配信処理のパフォーマンスも向上しており、スキャンから配信までの処理時間を従来製品と比べて約1/3から1/4に短縮。そのほか、スキャンデータのLotus Notesへの配信・閲覧機能や、スキャンデータの白紙ページの自動消去、原稿の傾きの自動補正、ノイズ除去機能なども搭載している。
価格は12万8000円(税別)。同社では、年間1500本の販売を目標としている。
■ URL
株式会社リコー
http://www.ricoh.co.jp/
( 福浦 一広 )
2007/01/25 17:19
|