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日本テレロジック、ビジネス・モデリングツール新製品の日本語版を発売 |
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日本市場向けのセールス、技術サポートも本格提供へ
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Telelogic System Architectは、企業のビジネスモデルおよびエンタープライズ・アーキテクチャの設計、可視化、分析、公開を実現するソリューション。これにより、テクノロジーやプロセス、データ間の関連性を迅速に把握することができ、ビジネスのさまざまな課題に対して適切なアクションを起こすことが可能となる。 今回の日本語版は、旧バージョン「Telelogic System Architect v8.6」以来となるもので、これによって最新バージョン「v10.5」のすべての機能を日本語で利用できるようになった。また、ヘルプファイルの一部とチュートリアルについても日本語にローカライズされており、日本語による同製品のトレーニングコースも用意している。 日本テレロジックの粟倉豊代表取締役は、「テレロジックのライフサイクル・ソリューションは、全世界に50万人を超えるユーザーをもち、電気・通信を中心に航空宇宙・防衛、自動車、金融、ITなど幅広い企業に導入されている。そのなかで、今回、ビジネス・プロセス・モデリング・ツールの最新バージョンTelelogic System Architect v10.5を日本語化し、販売開始することは、日本のエンタープライズ・アーキテクチャ市場での大きな成長に向けた重要なステップになる」と語った。 また、テレロジックAB（スウェーデン本社）ストラテジストのジャン・ポプキン氏は、「エンタープライズ・アーキテクチャは、わかりやすくいうと、人・プロセス・テクノロジーの関係をビジュアルで説明するもの。その対象は、目で見て触れられる有形のものだけなく無形のものも含まれ、コミュニケーションから戦略（Strategy）、法令順守（Regulatory Compliance）、財務管理（Financial Controls）、ポートフォリオ管理、Configuration/Process Transferまで幅広い領域をカバーする。このエンタープライズ・アーキテクチャの分野において、これから日本市場は急速に拡大すると確信している」と、日本市場への期待を述べた。 さらに、「今回の日本語版発売を機に、セールスや技術に関する日本市場向けサポートについても本格的に対応できる体制を整えた。また、今後、System Architectの新製品を発表する際は、英語版など他の言語と同時に日本語版もリリースしていく」（ポプキン氏）として、日本市場での販売拡大に注力していく考えを示した。
今回日本語化された最新バージョン「v10.5」は、旧バージョンから大幅な機能強化が図られているのも特徴だ。テレロジックAB（スウェーデン本社）モデリング事業部プロダクトマーケティングシニアマネージャーのアンドリュー・ジェンセン氏は、日本語版で提供される主な新機能として、「エンタープライズ・ダイレクションダイアグラム」、「エンタープライズ・エクスプローラ図」、「System Architect/XT」などを挙げ、各機能について説明を行った。 エンタープライズ・ダイレクションダイアグラムは、ミッション、戦略、戦術、ビジョン、ビジネス目標、ビジネスの目的、ビジネスルールといったビジネスの方向性の定義をグラフィカルなモデルで表現できる機能。戦略的情報や戦術的情報を、エンタープライズ・アーキテクチャに取り込み、ビジネスとITを関連づける手法を作成する。 エンタープライズ・エクスプローラ図は、エンサイクロペディアにあるオブジェクト（定義、図、シンボル）をグラフィカルに検索し、その関連を自動的に表示する機能。直感的な影響分析機能によって、組織変更の際の注意点などを簡単にコミュニケーションできる。 System Architect/XTは、Webベースのビジネス・プロセス・アナリシス・ソリューション。Webブラウザ経由でリアルタイムに、さまざまな役割に応じて、データアクセスの制御と複雑なチームにおける意志決定をサポートする。 このほかの機能強化ポイントは、ニーズに対応したWebサイトを迅速に作成できる「System Architect/Web Publisher」の提供、「Mercury Universal CMDB」との連携、英国・国防省のアーキテクチャ・フレームワーク「MoDAF」のサポート、米国・国防省のアーキテクチャ・デベロップメント・フレームワーク「DoDAF ABM」のサポートなど。 「Telelogic System Architect v10.5 日本語版」の価格は、ユーザー固定の「ノードロックライセンス」が1ライセンス34万4900円、ユーザーを固定しない「フローティングライセンス」が1ライセンス85万6800円。同社では、初年度で5000万円の売り上げを見込んでいる。 ■ ＵＲＬ 日本テレロジック株式会社 http://www.telelogic.co.jp/ プレスリリース http://www.telelogic.co.jp/company/news/index.cfm
（ 唐沢 正和 ）
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