日揮情報ソフトウェア株式会社は2月1日、ビジネスプロセスモデリングツール「ITP Process Modeler for Microsoft Visio」を日本版SOX法に対応させた「同 J-SOX Editon」を発表した。同日より販売を開始している。
ITP Process Modeler for Microsoft Visioは、ビジネスプロセス評価基準「BPMN(Business Process Modeling Notation)」に準拠したビジネスプロセスのモデリングツール。以前は「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio」の名称で販売されていた。同製品では、VisioのステンシルとしてBPMNの基本要素を提供しているため、Visioの作図機能を利用できるほか、モデル検証機能、XMLへのエクスポート機能などを備えている。
今回のJ-SOX Editonは、この製品に日本版SOX法へ対応するための要件を追加したもの。業務フローを文書化するためのVisio上のクライアントと業務フロー、リスクおよびコントロールを一元的に管理するリポジトリで構成される。リスクとコントロールはExcelワークシートからリポジトリへ情報をインポート可能で、リポジトリに登録されたリスクを業務フローへ再配置することができる。
また、Microsoft Officeへのコンバート機能が搭載されており、ExcelやPowerPointを使用して過去に作成した業務フローの資産を、簡単に再利用することができるという。なお、J-SOX Editonのベースとしては、マイクロソフトとマイスターが共同開発した無償の「汎用Visio内部統制テンプレート」を利用しているとのこと。
■ URL
日揮情報ソフトウェア株式会社
http://www.jsys-products.com/
ニュースリリース
http://www.jsys-products.com/info/news/press070201.html
( 石井 一志 )
2007/02/01 15:15
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