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日立システム、内部統制支援ソリューションにKGTの文書化・評価支援ツールを追加


 株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は2月14日、株式会社ケイ・ジー・ティー(以下、KGT)と販売代理店契約を締結すると発表した。KGTの内部統制文書化/評価支援ツール「Ci-Tower BPM」を、日立システムの「内部統制支援ソリューション」のメニューに追加し、2月15日から提供を開始する。

 Ci-Tower BPMは、内部統制の文書化やテスト・評価を支援する業務プロセスモデリングツール。ExcelやVisioといったMicrosoft Office製品と連携するため、普段の使い慣れた操作感で業務フローやリスクコントロールマトリクス(RCM)を作成できるのが特徴。

 今回の代理店契約により日立システムでは、Ci-Tower BPMを同社の内部統制支援ソリューションのサービスメニューに取り入れて提供する予定。合わせて、日立の「内部統制テンプレート/JSOX(業務統制編)Ci-Tower BPM版」も提供するとのこと。これは、日立が内部統制における文書化の事例をまとめ、製造・流通業向けに提供しているものを、Ci-Tower BPMにあわせてカスタマイズしたテンプレート集。

 さらにCi-Tower BPMは、日立中国ソリューションズのワークフローシステム「Hi-PerBT ウェブ申請」や、日立システムの文書管理システム「Millemasse」および企業内コンテンツ管理システム「ラビニティECM」とも連携可能。そのため、内部統制の審査・承認過程の記録や運用状況のモニタリング、作成した業務フローやRCMなどを監査証跡として管理することも可能になり、文書の正当性や原本性が保てるという。

 価格は、Ci-Tower BPMが367万5000円から。構築サービスが57万7500円から。教育サービスが31万5000円から。内部統制テンプレート/JSOX(業務統制編)Ci-Tower BPM版が367万5000円。そのほか、ユーザーがExcelなどで作成した業務フローやRCMを、Ci-Tower BPMで活用できるよう変換する文書変換サービスも提供し、こちらは個別見積もりとのこと。

 日立システムでは、Ci-Tower BPM単体で今後1年間に10億円、内部統制支援ソリューション全体で今後2年間に30億円の販売を目指すとした。



URL
  株式会社日立システムアンドサービス
  http://www.hitachi-system.co.jp/
  株式会社ケイ・ジー・ティー
  http://www.kgt.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.hitachi-system.co.jp/press/2007/pr070214.html


( 川島 弘之 )
2007/02/14 18:25

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