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日本HP、VMwareによるサーバー統合を支援するアセスメントサービス

実環境を評価して推奨構成案を提示

アセスメントサービスの内容

同社グローバルデリバリ統括本部ソリューションサービス本部システムマネージメントソリューション部の遊亀泰之氏
 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は2月15日、VMware導入を検討している企業を対象とした「HP Care Pack VMware キャパシティプランナー・アセスメント・サービス」を提供すると発表した。

 今回発表されたHP Care Pack VMware キャパシティプランナー・アセスメント・サービスは、米VMwareのシステムサイジングツール「VMware Capacity Planner」を利用して、仮想化技術を用いたサーバー統合のためのアドバイスを行うサービス。具体的なサービスとして、1)顧客企業の環境を把握した上で導入前チェックリストの作成支援、2)VMware Capacity Plannerによるアセスメント対象サーバーのデータ収集、3)評価結果と導入時の推奨構成などの報告、が用意されている。

 同社グローバルデリバリ統括本部ソリューションサービス本部システムマネージメントソリューション部の遊亀泰之氏は、「VMwareを用いたサーバー統合では、統合するサーバーのピーク性能などを考慮せずに導入する例が多い。今回利用するVMware Capacity Plannerは、既存のサーバーの利用状況をモニタリングすることで、最適なサーバー統合案を提示することができるので、無駄のないサーバー統合を行うことが可能」と、サーバー統合の最適化に有効なサービスであると強調した。

 対象サーバー数が50台、データ収集期間が30日の場合で、100万円(税別)から。


VMware Capacity Plannerによる分析結果の例 VMware Capacity Plannerの構造

同社のVMware受注本数の推移
 同社エンタープライズストレージ・サーバ統括本部インダストリースタンダードサーバ製品本部の宮本義敬氏は、「日本HPでは、2005年よりVMwareのOEM提供を行っており、すでに100を超える企業に導入させていただいている。開始当初は、Windows NT 4.0環境の延命用途や開発・検証目的での導入が多かったが、昨年秋くらいからは情報システムの統合といった用途での利用が増加している」と、仮想化技術を用いたサーバー統合への関心が高まっていると説明。「中堅・中小企業を中心に、仮想化ソフトに関する問い合わせも急速に増えている。仮想化環境の導入経験の乏しい企業でも、今回のサービスにより容易に導入できるよう支援したい」と語った。




URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/fy07-046.html


( 福浦 一広 )
2007/02/15 15:34

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