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VMware対応を強化したLinux向けプロビジョニング・リカバリソフト新版


 マウンテンビューデータ株式会社は2月20日、Linux向けプロビジョニング/リカバリソフトの新版「PowerCockpit 2.3」を発表した。3月28日より出荷を開始する。

 PowerCockpitは、Linux環境のリカバリやプロビジョニングを一元的に行えるソフト。OSを停止させることなくシステムイメージを取得可能な、オンラインバックアップの機能を備える。またソフト側が自動で構成を認識するため、イメージ取得時とリストア時のハードウェア構成が異なっていてもリストアが可能。こうした機能を利用して、1台のサーバーから複数のLinuxサーバーのセットアップを効率的に行えるという。

 今回の新版では、VMware向けの機能を強化した。ESX ServerのコンソールOS(本体)のイメージバックアップに対応し、同製品に対応したサーバー機器であれば、異なる機種へのリストアを行えるという。さらに、ゲストOSのイメージバックアップも可能で、コンソールOSからゲストOSまでをシームレスに扱え、システム障害時などにおける迅速な復旧を可能にしている。

 また、PowerCockpitを利用した、物理環境から仮想環境へのシステム移行にも対応。Linuxは最新版だけでなく、Red Hat Linux 8/9や、Red Hat Enterprise Linux 2.1のような旧バージョンもサポートしており、新システムへの移行を効果的に実施できるとのこと。

 価格は、管理サーバーと8ノード分のライセンスをあわせた基本パッケージで、39万円(税別)から。



URL
  マウンテンビューデータ株式会社
  http://www.mountainviewdata.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.mountainviewdata.com/jp/company/press/2007022001.html

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( 石井 一志 )
2007/02/20 12:20

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