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インターコム、HDD故障日を予測して突然のクラッシュに備えるソフト


SmartHDD Manager 管理コンソール
 株式会社インターコムは2月27日、データ保全対策ツール「SmartHDD Manager」を発表した。5月13日から出荷を開始する。

 SmartHDD Managerは、ネットワーク上に存在するNAS(Network Attached Storage)やPCのHDDを集中監視して、突然のクラッシュによるデータ損失に備えるためのソフトウェア製品。HDDの故障監視とデータバックアップの機能によりデータの保全性を確保する。

 具体的には、HDDの自己診断および報告技術「S.M.A.R.T.」の情報を一元監視。クライアントにインストールされたエージェントを通して、予測される具体的な故障年月日を管理者に報告する。特に危険度の高い故障が予測される場合は、指定したアドレスにメール通知したり、オプションの外部警報ランプを点灯させることも可能だ。

 また、HDDの障害状況と連動したデータバックアップ機能も特徴の1つ。各種データの定期保存・復元が行えるとともに、故障予定日が迫ったHDDほど頻繁にバックアップを実施するといったように、バックアップ実行頻度の調節が可能。バックアップデータは暗号化・圧縮して保管するなど、セキュリティ面も考慮されている。

 なお、同製品の使用に際しては、監視対象となるユーザーの登録が必要となるが、所属部署名や所属者名などが記されたテキストファイルから一括登録できるツールが用意されるとのこと。



URL
  株式会社インターコム
  http://www.intercom.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.intercom.co.jp/press/news/release/070227_smarthdd_manager.html


( 川島 弘之 )
2007/02/27 18:28

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