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弥生、ネットワーク対応版の機能を取り込んだ「弥生販売 07」など |
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弥生給与のネットワーク対応版も2007年初夏に発売
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弥生販売シリーズは、販売管理分野で高いシェアを持つ業務ソフト。特徴は簡単な操作性を持ちながら、企業で必要とされる機能を多く取りそろえていることで、小規模事業所やSOHOに向けた「弥生販売 プロフェッショナル」「同 スタンダード」に加えて、2006年からはネットワーク対応版の中規模事業所向け「同 NE」も提供されている。 今回の新版では、ネットワーク対応版が備えている機能を弥生販売 プロフェッショナル/スタンダードの両製品へ大幅に取り込んだ。具体的には、請求・入金・回収の流れをよりスムーズに行えるように、都度請求、取引先の本社など請求先単位での売掛・入金管理、元帳・伝票単位での入金消し込み、請求書検索といった機能を追加している。また、ユーザー/アクセス権管理機能も強化し、セキュリティの強化を図った。 あわせて両製品では、エンジンにSQL Server 2005 Express Editionを採用。ファイル形式で行っていたデータ管理の手法をデータベース形式へ改め、データ容量上限の4GBへの拡張、データ管理における堅牢性向上を実現しているとのこと。 また、今回から「弥生販売 07 ネットワーク」へ名称変更したネットワーク対応版では、プロジェクト別集計機能が追加された。複数の仕入れ・売り上げから構成される案件を展開するSIerや、外注を利用するために売上単価が案件ごとに異なる代理店などでの利用が想定される。「案件1件ごとの損益を、途中の段階でも容易に把握できるようになることから、意志決定をより迅速に行えるようになる」（プロダクトマーケティング部の立堀隆氏）。 さらに、ネットワーク対応版も含めた各製品で、Windows Vista、Office 2007といった最新環境へ対応したほか、顧客・製品台帳の管理をより容易に行うための改善や、集計・分析作業における使い勝手の向上、画面デザインの刷新による視認性の向上などが行われている。 価格は、弥生販売 07 プロフェッショナル（1ユーザー版）が8万4000円、同 07 スタンダードが4万2000円。また、弥生販売 07 プロフェッショナルと弥生会計 07とのセット製品も用意された。弥生会計 07 プロフェッショナルとのセット版「プロフェッショナル バリューパック」は12万6000円、弥生会計 07 スタンダードとの「スタンダード バリューパック」は9万4500円で、いずれも、個別に購入した場合より安価に提供される。 弥生販売 07 ネットワークは、SQL Server 2005を含む「弥生販売 07 ネットワーク with SQL（5ライセンス）」が99万7500円から、SQL Server 2005を含まない「同 for SQL（5ライセンス）」で84万円から。
前バージョン「弥生顧客 05」では、初代製品「弥生顧客 04」の顧客アンケートで満足度が低かった部分を中心に機能を強化し、満足度が着実に向上していることから、今回の新版でもその路線を踏襲。要望の高かった、印刷機能や操作性、データコンバート機能を強化し、さらなる満足度の向上につなげたいとしている。価格は4万2000円。なおこちらも、Windows VistaやOffice 2007へ対応した。 あわせて弥生では、弥生給与についても、2007年初夏をめどに、ネットワーク対応版を提供する予定であることを明らかにした。そのネットワーク対応版では、「給与計算ソフトとしてだけでなく、より大きな規模の事業所に活用いただけるように、人事管理の機能も標準搭載する」（竹之内氏）とのこと。弥生では、すでに提供している会計・販売のネットワーク対応版とあわせて、中規模向け市場への取り組みをいっそう強化したい考えで、パートナー拡充などの施策を順次進めていくとしている。 ■ ＵＲＬ 弥生株式会社 http://www.yayoi-kk.co.jp/ ニュースリリース http://www.yayoi-kk.co.jp/news/20070314_2.html ■ 関連記事 ・ 弥生、ベストセラー会計ソフトの新版を発表－SIパートナーの獲得にも本腰（2006/10/17）
（ 石井 一志 ）
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